よく聞くお金に関する用語をやさしく解説
不動産取引では、普段あまり耳にしないお金に関する用語が出てきます。ここでは、売買と賃貸で特によく使われる基本的な用語を解説します。
売買で必要「手付金」「頭金」「仲介手数料」
手付金(てつけきん)
売買契約を結ぶときに、買主から売主へ支払うお金のこと。契約が成立した証拠となり、代金の一部に充てられます。相場は物件価格の5~10%程度ですが、ケースバイケースです。
頭金(あたまきん)
物件価格のうち、住宅ローンを借りずに自己資金で支払う部分のお金のこと。「自己資金」とも呼ばれます。頭金が多いほど、ローン借入額を減らせます。必ずしも必要ではありませんが、準備できると有利な場合があります。
仲介手数料(ちゅうかいてすうりょう)
不動産会社に仲介を依頼して売買が成立した場合に、成功報酬として支払う手数料のこと。上限額は法律で定められています(物件価格によって計算式が変わります)。
賃貸で必要「敷金」「礼金」「仲介手数料」「管理費/共益費」「更新料」
敷金(しききん)
部屋を借りる際に、大家さんに預けるお金のこと。家賃滞納や、退去時に部屋を汚したり壊したりした場合の修繕費用に充てられ、残りは返還されます。家賃の1~2ヶ月分が目安です。地域によっては「保証金」と呼ばれることもあります。
礼金(れいきん)
部屋を借りる際に、大家さんへお礼として支払うお金のこと。敷金と違って、返還されません。家賃の0~2ヶ月分が目安ですが、最近は礼金なしの物件も増えています。
仲介手数料(ちゅうかいてすうりょう)
不動産会社に物件探しを依頼して賃貸契約が成立した場合に支払う手数料のこと。家賃の0.5~1ヶ月分+消費税が一般的です。
管理費/共益費(かんりひ/きょうえきひ)
マンションやアパートの共用部分(廊下、エレベーター、ゴミ置き場など)の維持管理のために毎月支払う費用。家賃とは別に設定されていることが多いです。
更新料(こうしんりょう)
賃貸契約は通常2年間など期間が定められており、契約期間満了後も住み続ける場合に、契約更新の対価として支払うお金のこと。家賃の1ヶ月分程度が目安ですが、地域や物件によって異なります。更新料がない場合もあります。
物件価格以外にも必要!「諸費用」の種類を知っておこう
不動産を購入する際、「物件価格○○万円!」という表示だけを見て予算を考えると、後で「お金が足りない!」ということになりかねません。物件価格とは別に、様々な「諸費用」がかかることを知っておくのは、非常に重要な基本的な知識です。どんな費用があるのか、主なものをリストアップします。
税金(印紙税、登録免許税、不動産取得税、固定資産税など)
印紙税
売買契約書などに貼る印紙代。契約金額によって額が決まります。
登録免許税
不動産の所有権を登記(名義変更)する際にかかる税金。
不動産取得税
不動産を取得したとき(買ったとき)に、一度だけかかる都道府県税。取得後しばらくしてから納税通知が届きます。
固定資産税・都市計画税
不動産を所有している間、毎年かかる市町村税。
ローン関連費用(事務手数料、保証料など)
ローン事務手数料
住宅ローンを借りる金融機関に支払う手数料。
ローン保証料
保証会社に支払う費用。万が一返済できなくなった場合に、保証会社が代わりに返済してくれます(ただし、借金がなくなるわけではありません)。
団体信用生命保険料
ローン契約者が死亡または高度障害になった場合に、保険金でローン残高が支払われる保険の費用(金利に含まれることが多い)。
保険料(火災保険、地震保険)
火災保険料
火災や自然災害(台風、水害など)に備える保険。住宅ローンを組む場合は加入が必須とされることがほとんどです。
地震保険料
地震による損害に備える保険。火災保険とセットで加入します。
その他(登記費用、引っ越し代など)
登記費用(司法書士報酬)
登記手続きを司法書士に依頼する場合の報酬。
仲介手数料
仲介会社を利用した場合。
引っ越し代、家具・家電購入費なども忘れずに。
これらの諸費用は、物件価格の5~10%程度かかると言われています(※ただし、物件の種類(新築/中古、マンション/戸建て)や価格、利用するローンなどによって割合は変動します)。あらかじめ予算に組み込んでおくことが重要です。